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冠水車(水没車)とは?
冠水車(水没車)とは、台風などで洪水、津波被害等の水害により水に浸かった自動車ことを言います。冠水した車両はほとんどの場合は不動車となり、外観は無傷でも廃車扱いになってしまうことが多いです。
修理する場合でも、浸水の程度にもよりますが、多額修理費がかかることが多いです。さらに修理しても完治は難しく、コンピューターに浸水した場合は後遺症に悩まされます。
室内まで冠水した車は、ルームクリーニングを施しても、においが残ってしまいます。また、錆びも出てきます。
買ったばかりの車でも先を考えた場合、修理に維持費がかかるかと思います。
思い切って買い換える勇気も必要なります。
車が冠水、水没、浸水した時の対処は?
移動中、冠水、水没、浸水した場合の対処法
まずは自分の安全・周囲の安全を確認。
車から離れましょう。
水が引いた後の対応は
- エンジンはかけない(ショートや火災の原因になります)
- できるなら、バッテリーのマイナス端子をはずす。
- 早急にJAF等のロードサービスや販売店に連絡する。
自宅駐車場で、冠水、水没、浸水した場合の対処法
- まずは、水が引くまで待つ。
- 冠水のレベルを確認しておく。
- エンジンの高さまで冠水していた場合、エンジンはかけないこと。
- 室内まで冠水している場合は、完全に水が引き、乾いたらエンジンをかけてみる。
- マフラー出口の冠水は、水が引いたらエンジンをかけてみましょう。
※冠水した後すぐエンジンがかかっても安心はできません。時間が立ち錆が出始める可能性があり、なにかトラブルが起こる場合があります。
バッテリーのマイナス端子はずす際の注意点
- マイナス 端子をはずすときはキースイッチを必ず切ってから、マイナス端子からはずす。
- 工具などでショートさせないように注意してください
- はずしたマイナス端子はショートやボディーへ傷つけないために絶縁するか、テープやタイラップ等で固定しましょう。
冠水車は基本的にディーラーや修理工場では買取りしない。
基本的にディーラーや修理工場では、冠水車・水没車は買取りはしてくれません。高年式や冠水レベルがたいしたことない場合は多少値がつくでしょう。しかし微々たる物です。
高く買い取ってもらうなら事故車や冠水車を専属に買取りしてくれるところに頼むしかないです。
また、マフラー内部程度の冠水の場合、エンジンがかかるのなら、事故車買取りより、通常の買取りで査定が出せます。
しかし、早めに査定を出すことおすすめします。時間が立ってしまうと錆や腐食がはじまり、突然エンジンがかからなくなることがあります。そうなる前に、買取り査定を出しておきましょう。
冠水、水没した車の修理費用は?
冠水、水没具合により、修理金額が大きく異なります。
一般的なセダンタイプで約60cm冠水すると動かなくなります。
SUVなど、車高の高い車だと60cmでも動きます。
冠水レベルで、大きく分けると、、
- マフラーの出口までの冠水。マフラー出口から水の流れ込み。
- 電装系への浸水。燃料系、吸引系、点火系との浸水。
- エンジン内部への浸水、致命的。
です。
マフラーの出口から水が浸入した場合は、マフラーの出口、中間パイプの交換で修理できる場合もあります。
ただ、それでも、10万単位の修理が必要となります。(中古パーツなら、もっと安く済む可能性有り)
電装系への浸水は、数十万単位かかるでしょう。おそらく、室内にも水が入ってきますので、内装も交換が必要になると思います。
エンジン内部の浸水は、言うまでもありませんが、致命的です。100万単位の諭吉様が飛ぶでしょう。
私も冠水の経験があり、修理しましたが電装系に支障がでるレベルで、約80万の修理金額でした(汗)。
しかし、修理しても細かなトラブルが頻発し、なにかと後遺症に悩まされます。愛着のある車でしたが、結果手放しました(涙)
個人的な考えでは、冠水、水没した車は、修理しても完璧にはなりませんので、見切りをつけて、手放したほうが得策です。
基本的にディーラーや修理工場では、冠水車・水没車は買取りはしてくれません。高年式や冠水レベルがたいしたことない場合は多少値がつくでしょう。しかし微々たる物です。高く買い取ってもらうなら事故車や冠水車を専属に買取りしてくれるところに頼むしかないです。
車を売るときに必要な書類とは?
普通車の場合
- 自動車車検証
- 印鑑証明書
- 実印
- 自動車納税証明書
- 自賠責保険証明書
- 売却代金の振込み先口座番号
- リサイクル券
軽自動車の場合
- 自動車車検証
- 自賠責保険証明書
- 売却代金の振込み先口座番号
- リサイクル券
- 軽自動車納税証明書
- 印鑑
廃車手続きに必要な書類は?
普通車の場合
- 車検証
- 免許証のコピー
- ナンバープレート
- リサイクル券
- 自賠責保険証
- 車検証記載の所有者の印鑑証明1通(発行から3ヶ月以内のもの)
- 印鑑証明と同じ実印(譲渡証・委任状作成に必要)
軽自動車の場合
- 車検証原本
- 免許証のコピー
- ナンバープレート
- リサイクル券
- 自賠責保険証
- 認印
※上記は業者に依頼するときに必要な書類です。
ご自分で陸運局で廃車手続きする場合は、お近く陸運局にご確認ください。