ストレスは尿酸を増加させる
ストレスは尿酸値を上昇過重なストレスを受けると尿酸が増加し、排泄も抑制されるストレスと尿酸値の上昇にはどんな関係があるのでしょうか。
実はまだ、科学的な因果関係は完全には解明されていませんが、ほぼ次のようなメカニズムが作用しているものと推測されます。
ストレスを受けて心身が緊張すると、そうした異常事態に対応するため、体内ではエネルギーを燃やす動きが活発になります。
体内の代謝作用が活性化するのに伴い、尿酸の合成も促進され、尿酸値が上昇します。
また、ストレスが長期にわたって蓄積すると、しばしば自律神経系などに障害を引き起こします。
そうなると尿酸の排泄がうまくいかなくなりますから、これも尿酸値の上昇を招く原因になります。
こうしたことを裏づけるように、長期間にわたって過重なストレスがかかると尿酸値が上昇することが、さまざまな調査で明らかになっています。
また、痛風発作は激しいストレスがかかったときにしばしば起こることも確認されています。
尿酸値を下げて、高尿酸血症や痛風を予防・改善するには、ストレス対策が不可欠なのです。
ストレスとうまく付き合う
ストレスはゼロにはできない気楽につき合う姿勢が大切ストレスは、どんな生活を送っている人にも多かれ少なかれあります。
問題は、ため込む一方にならないように、適度に発散することです。
どんなに頑張っても、ストレスをゼロにすることはできませんし、その必要もありません。
下手にストレスゼロをめざしたりすると、かえってそれがストレスになり、よけいにストレスをため込むことにもなりかねません。
過重にならないようにすればいいだけと、気楽につき合う姿勢のほうが結果はいいようです。
30代~50代中間管理職がストレス受けやすい
しかし、現代人を取り囲むストレスは強まる一方で、厚生労働省の調査では、国民の約60%が日常的にストレスを感じているという結果が出ています。
とくに中間管理職など責任あるポストの人は、仕事や職場での人間関係などで神経をすり減らす毎日を送っています。
この年代は家庭内でも子育てなどさまざまな悩みや困難を抱えている場合が多く、これらが複合して大きなストレスになっています。
しかも、尿酸値が高くなったり、痛風発作に苦しんだりするのは、年齢的にちょうどこの世代なのです。
ストレスをいかにコントロールするかは、尿酸値をコントロールするうえでも、大きな鍵といえるのです。
気分転換とストレスの密接な関係
ストレスを解消するために趣味をもて、スポーツで汗を流せなどといわれても、そう簡単にできるものではありません。
しかし、ずっとストレス解消がうまくできないまま、ため込む一方というのも賢明とはいえません。
そこでおすすめなのが、すぐにできる簡単な気分転換法を行うことで、効果的にストレスを解消することです。
本格的な趣味やスポーツとは程遠いかもしれませんが、気にする必要はありません。
ちょっとした気分転換の積み重ねこそが、 ストレス解消の基本なのです。
ストレス解消の意識よりリラックス効果を意識
尿酸値を下げるには散歩や音楽など、リラックス効果の高いものをいろいろな気分転換法があるなかで、尿酸値の高い人におすすめなのは、リラックス型、癒し型の方法です。
尿酸値は激しい運動をすると上昇します。
ということは、趣味や気分転換法も、衝動的で動きの激しいものより、気分がほのぼのと落ち着くリラックス系、癒し系のものがいいということになります。
あとは自分の好みとライフスタイルの問題です。ぴったり合えば、驚くほどの効果が期待できます。軽い気持ちで始めてみましょう。
散歩をする
仕事でクタクタに疲れていると、たまに土日の休みが取れても、一歩も外へ出ないまま家の中でごろごろして過ごすという人が結構多くいます。
街をぶらぶら歩くだけでおおいに気分転換になります。
少しでも自然にふれる
大自然の中に身をゆだねるのは夢として取っておくとして、日常的には近くの公園に足をのばし、緑を満喫するなど、身近な自然にふれるようにしましょう。
大きな公園なら森林浴にもなりますし、小鳥の鳴き声も癒しにつながります。休みの日はぜひ公園へ。
居心地の良い場所
お気に入りの喫茶店の窓際の席、公園の噴水近くのベンチなど、そこへ行くと気分が安らぐという秘密の場所を見つけておき、ときどき緊急避難するのもリラックス効果大です。
音楽を聴く
音楽のリラックス効果は折り紙つきです。
クラシックでも歌謡曲でも民謡でも、好きな音楽を自由に楽しみましょう。
また、最近はヒーリング音楽や落語、お経などもあります。 癒しにつながればOKですから、自分の好みに応じて活用しましょう。
香りを楽しむ
アロマテラピーやお香は、おしゃれな現代人の気分転換法としてすっかり定着しています。
休日の昼下がりや入浴時にはぜひお試しを。
料理を作る
五感をフル回転させる料理は気分転換に最適です。普段料理をしない男性こそ、休日や時間のあるとき料理してみるのも良いでしょう。
リラックス成分テアニン
なかなか時間が取れない人にはリラックス成分テアニン含有食品がオススメ。
緑茶に含まれる成分で効率良く摂取するにはサプリメントが〇。
一粒で12杯分のテアニンが摂取できます。
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