※女性は痛風にならないはウソ?!女性が痛風になる原因と初期症状-監修-

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女性は痛風にならないはウソ


痛風は男性特有の病気といわれています。

現在、日本で痛風の治療をしている患者数は100万人以上で、その90%が男性です。

なぜ女性の発症が少ないのかというと、エストロゲンなどの女性ホルモンが影響しています。

女性ホルモンは痛風を引き起こす原因である体内の尿酸の発生を抑え、体外への排泄を促す働きを行います。

また、女性の尿酸値(血液中の濃度)の平均は男性より低いため、通常痛風が起こりにくいとされているようです。

近年では女性の痛風が増えている

近年では女性の痛風患者が増加しているといわれています。

女性の社会進出が増えたことで男女に起こる病気の差がなくなったことや、食生活の乱れや贅沢化・社会に出ることでストレスにさらされることが多くなったためなど、が原因で痛風発症のリスクが増えたからだと考えられています。

また、女性ホルモンは閉経すると分泌量が低下するため、体内の尿酸値が上がってしまいます。平均50歳を超えると男女の尿酸値の差はなくなるそうです。

女性が痛風になる原因

現代人にありがちな食生活の乱れも原因のうちのひとつです。

脂質やプリン体を多く含む欧米化の食事は、体内で尿酸のバランスを崩すため痛風の発症を起こしやすいといわれています。

また、体脂肪は痛風の危険因子ともされており、肥満の人ほど痛風になりやすいという傾向も・・・

女性が陥りがちな過度な運動やダイエットも痛風の原因とされています。

過度な運動は体内の尿酸値を増やしてしまい、女性ホルモンのバランスを崩す恐れがあるため危険です。

女性が痛風にならないために必要なこと

痛風は別名、贅沢病とも言われています。

患者数が急増した1960年代では贅沢な生活や食事をしている、いわゆる上流階級の人々が多く発症したそうです。

しかし、近年では階級は関係なく、食事は高タンパク+高脂質の欧米化に変わり、社会に出ることで料理をする女性も少なくなりました。

こういった事が肥満傾向を高め痛風の発症を増やしているのです。

今や痛風は誰にでも起こりえる身近な病気になりつつあります。

痛風を予防するためには、生活習慣(食事や運動習慣など)を改めることが必要なのです。

女性でも簡単にできる痛風の予防や改善方法


食事の改善が必要です。

尿酸の排泄を促す働きがある、野菜や果物・きのこ類・海藻類・大豆製品を積極的にとるようにしましょう。

タンパク質はプリン体をあまり含んでいない卵がおすすめです。肉類や魚類はプリン体を多く含んでいるため食べ過ぎには注意してください。

適度な運動習慣を持つのも◎

特にウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。

ストレス解消や肥満予防にもなり女性でも続けやすいと思います。

また、ストレスをため込まない、解消する方法を身につけておくのも予防として有効です。

女性が痛風になるときの初期症状と発作

女性が痛風になる場合も男性と同じように足の親指の付け根、かかとなど初期症状で一般的です。

また痛風になる前には尿の匂いには気を付けましょう。

泡立ちや甘い匂いがする場合、要注意です。

また、運動をしていないのに関節の痛みや筋肉痛みたいな痛みを感じるときも注意。

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